はじめに
こんにちは、マインドコーチの潮田です。
今日は、私がなぜ「心」と向き合う仕事を始めたのか──その原点をお話ししたいと思います。
少し長くなりますが、きっと誰かの心に届くと信じて、ありのまま綴ります。
中学生だった私が経験した、厳しすぎる指導
私は中学時代、野球チームに所属していました。
でも、そこは「クラブ」というよりも、まるで軍隊のような空気でした。
監督やコーチから大声で怒鳴られ、ミスをすれば罰として手を叩かれる。
「ミスは許されない」「期待に応えなければいけない」
そんなプレッシャーの中でプレーするうちに、僕は次第にノイローゼ気味になっていきました。
いつしか、野球を純粋に楽しむ気持ちすら失っていたのです。
心の中では、ずっとこう思っていました。
「こんな思い、誰にもしてほしくない。」
なのに──自分も同じことをしていた
その後、私は教員になりました。
今度は子どもたちを導く立場になったはずなのに──
気がつけば、私自身が同じように厳しく、恐怖で統率する指導をしていました。
「ちゃんとやらせないと!」
「甘えさせてはいけない」
「なめられてはいけない」
そんな思いで、子どもたちに強く関わる日々。
でもその結果、クラスはどんどん荒れ、ついには学級崩壊という形で間違いを突きつけられました。
子どもたちは私に反発し、私は「なんで伝わらないんだ?」とイライラする日々・・・。
そんな苦しい毎日が続いたある日、ふと気づいたんです。
「あれほど嫌だったのに──なぜ、自分も同じことをしているんだろう?」
その瞬間、言葉にできない後悔と、自分への怒りが押し寄せました。
すべての問題の根っこは、「自分」との関係だった
「このままではいけない」
私はそう強く思い、教育について一から学び直しました。
教育学、心理学、脳科学、哲学…
ありとあらゆる本を読み、学び、考え続けました。
そして、ある大きな気づきに辿り着いたのです。
「すべての問題の根本は、自分自身との関係にある」
私自身、野球チームでの経験が心の傷となり、
• 「人に認められないと、自分には価値がない」
• 「失敗は恥ずかしいもの。絶対に許されない」
• 「目上の人には逆らってはいけない」
そんな価値観に、知らず知らずのうちに縛られていたことに気づいたのです。
自分を知ることで、優しくなれた
そこから私は、自分の心の傷と向き合うことを始めました。
傷ついた自分を理解し、受け入れ、ゆっくり癒していく作業です。
すると、少しずつですが、自分を責めることが減っていき、気持ちが楽になっていきました。
また、本当に自分が大切にしたいこと、自分が本当にやりたいことがわかってきました。
結果として、自分を変え、成長させていくことができたのです。
気がつけば、子どもに良心から自然体で優しく接する自分がいました。
そして、自分の生き方にも、子どもとの関わりにも、自分を偽ることなく自信を持てるようになっていました。
でも、同じように悩む大人がたくさんいた
教員として働く中で、保護者の方々と関わる機会も多くありました。
そこで感じたのは、
• 「怒りたくないのに怒ってしまう」
• 「子どもとの接し方がわからない」
そんな悩みを抱える親御さんが、本当にたくさんいるという現実でした。
私は気づいたんです。
これは、世代を超えて受け継がれてきた“負の遺産”だと。
「自己理解」こそが、子育てを変えるカギ
その負の連鎖を断ち切るためには、親自身が“自分を知り、自分との関係を良くすることが必要だ。
そう確信しました。
親が自分の価値観や心のクセに気づくことで、
子どもとの関わりは、驚くほど変わっていきます。
でも、自分ひとりでそこに気づくのは難しい。
だからこそ、私はマインドコーチとして親が自己一致し、豊かな子育てができるように
「ペアレントグロースコース」を立ち上げました。
このコースで大切にしていること
このコースは、単なる子育てテクニックを学ぶ場ではありません。
• 「なぜイライラしてしまうのか?」
• 「何に過剰に反応しているのか?それはどんな過去とつながっているのか?」
• 「自分が本当に大切にしたいことは何か?」
そんな「自分自身と向き合う時間」を通して、あなたの内側から子育てが変わることを目指しています。
私自身が経験してきたからこそ、はっきり言えます。
自己理解を深めることが、子どもとの関係を変える一番の近道です。
最後に
「怒ってしまう自分を責めないでください。」
「イライラしてしまうのは、あなたが悪いわけじゃない。」
ただ、自分の中にある“傷”や“思い込み”に気づき、向き合うことができれば、
人は変われます。関係も変えられます。
今こそ、あなた自身と向き合う一歩を踏み出してみませんか?
そして、次の世代に優しさと愛をつなげていきましょう。
もし、ペアレントグロースコースに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください!
一緒に「本当に大切にしたい子育て」を探していきましょう。
